NINER ROS9 27.5+ 換装の感想
毎度です、ルサイク秋葉原店の宇梶です。
ちょっとマニアックな話ですが、、、
昨今のスポーツ自転車業界では、
規格の変更というのがよく取り沙汰されております、
例えば、ロードバイクのディスクブレーキ化であったり、
マウンテンバイクのブースト規格であったり、
またマウンテンバイクにおけるホイールサイズとタイヤ幅などなど、
実に変化が著しく、それら全てについていくのも大変な今日この頃です。
↑左から27.5+(27.5x2.8)→27.5x2.4→27.5x2.1
さて、今回はホイールサイズとタイヤ幅の話。
マウンテンバイクで約一年前から試している27.5+(プラス)について、
ある程度乗り込んだ個人的な感想を述べたいと思います。
簡単にプラス規格について説明すると、既存のものより「ちょい太」である、という事です。
既存とは大体2インチ〜2.5インチくらいまでで
プラス規格はそれ以上の2.6〜3.0くらいまでを指しております。
しかし、ただタイヤを太くするわけではなくタイヤを受けるリムもワイドにする必要があります。
つまり、「ちょい太タイヤ」+「ワイドリム」の組み合わせで、
ファットバイクよりもおとなしいけど、
普通より太いタイヤにしようという試みなのです。
そんなんなのでセミファットとも呼ばれておりますね、
最近少なくなりましたが650B+とも、、、
太い27.5インチということで、
既存の29インチと縦の大きさはほぼ同じになるので、
29インチの車体でセミファット化できるという事です。
なので、我が愛車であるNINER ROS9の29インチを27.5+に換装してみたわけですが、
そりゃもう全く問題なく換装できました(^_^)
29×2.4タイヤをつかってるので、むしろそれより少し小さいくらいでしたね。
この装備で、ふじてんダウンヒル、
クロスカントリーレース(アキグリーンカップ)
里山ライド、
通勤(都内約30キロ)
とつかってみての感想ですが、
まずダウンヒルでは安定感と乗り心地はかなりアップしますね、
やはりタイヤは太ければ太いほどグリップもあり安心感ありますし、
タイヤの空気量が多いのでクッション性もすごく良いです、
ただコーナーリングが割ともっさりします、
29インチほど鋭く曲がれない感じはしましたね、
同じコースで両方試しましたが、
29インチと同じ感覚で曲がろうとすると曲がりきれない場面が多々ありました。
つぎにクロカンレースですが、
その時のコースは舗装路と芝生の登りが結構あったので、
流石にそこは辛かったですね、重いです((((;゚Д゚))))
しかしオフロードの登りはトラクションがかかるので意外に後輪が滑ることなくスイスイのぼりました、
下りはいうまでもない安定感でした。
そして里山ライドですが、
ここでの印象が1番よかったですね、
そんなに速いスピード域にならないのでゆったり登ったり下ったりだと、
タイヤのクッション性が身体に優しく疲れにくいし、
登りもどっしり後輪に加重してペダルを回してあげると大抵の坂はスイスイと登ってくれます。
最後に通勤ですが、
10キロ以内ならありかな?それを超えると修行っぽくなるので、
私は普通におとなしく29インチで通勤しております(^◇^;)
今年は色々リーズナブルな27.5プラスがリリースされてますので、
里山トレイルメインだとなかなかいいかもしれませんし、
以外にオールマイティなので、フルサス程はいらないけど、
クロカンレース車よりはもうちょっと攻めたいなとか、
ポタリング中心でもファットバイク程の重さはなくて普通に扱えて、
乗り心地がよいので、使える幅はひろそうです、見た目もカッコイイし(^_^)
29インチをすでにお持ちの方はホイールとタイヤを手配すれば、
すぐに換装してコンパチで使えるのがいいですね、
私もそんな使い方です。
今流行りの27.5プラスの「ちょい太」タイヤ、
色々な可能性を秘めているのか、
各メーカーさんも2017年モデルはだいたいラインナップに入れてきました。
当店では以下の車種をラインナップしております。
ジェイミス ドラゴンスレイヤー
こちらはブースト規格で27.5×3.0タイヤと、
最新規格の割とガチなクロモリフレームのセミファットバイクでございます、
いう事なしです!
当店税込価格¥283,500-
GT パンテラ コンプ
こちらはリーズナブル!気軽に試せるアルミフレームのセミファットです、
最初の一台にするもよし、
買い足しでもよし、
この値段でよくやってくれましたと思います。
当店税込価格¥101,368
ホイール、タイヤのご相談もいつでも承っておりますのでお気軽にどうぞ^ ^
と、いうわけで27.5プラスの雑感及び商品紹介でした!
MTB乗りではない方には「何の話やねん!」とツッコミが来そうで申し訳ございませんm(_ _)m