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スポーツ自転車のメンテナンス知識として必須! ケミカルについて

サイクルスポット三島店ですっ!!

 

最近ブログ更新頻度を多くしているのですが、”どーしたら役立つブログになるのか”と

考えていますが、なかなか難しいものですね~(´ヘ`;)

 

今回は『ケミカル』について種類をご案内したいと思います。

ケミカルとは「化学的」もしくは「化学的に製した」という意味ですが自転車のメンテナンスの場合は

潤滑洗浄保護をするオイル、グリス、洗浄剤、保護剤等を指します。

各ケミカルは使用用途や部品に合わせて使用しないと効力を発揮しないどころか

部品の破損、性能の低下を起こしてしまうので気を付ける必要があります

今回は、上記の中でも「潤滑についてお話をして行きたいと思います。

潤滑とは二つの接触する固体面が互いに滑り摩擦するとき、

適当な物質(潤滑剤)を摩擦面に与えて摩擦抵抗や摩耗、焼き付きを減らすこと。

と言うのが役割なのですが…ちょっと話がお固いので要約すると

潤滑の役割は

①摩擦を減らして滑らかに部品を動かす役割

②摩擦を減らし部品の摩耗を軽減する役割

③摩擦抵抗で出る熱により部品の焼き付き防止

となります。

自転車で使用する場合はオイルグリスが主な潤滑のケミカルとなります

あああああ…堅苦しくなってきましたね…。

ここで注意が必要なのがオイルグリスは違うんです。

 

オイルは基本的サラサラしているものが多く(一部粘度が高い物もあります)

部品の間に浸透潤滑をする目的で使用します。

チェーンの細かいリンク(金属プレートとコマ)間に浸透させ磨耗を防ぎます。

そのサラサラのオイルの中でもいくつか種類があります。

例えばFINISH LINEというメーカーのものでは、

左側の赤いボトルは『DRY』で粘土が低くて「汚れ」が付きにくくなりますが、

チェーンに保持される期間は短く、注油の頻度が多くなる。

右側の緑のボトルは『WET』で粘土が高くて、チェーンに保持される期間が長く

雨など苛酷な環境でも保持されますが「汚れやすくなる」。

となると、油が切れてしまうのもダメですし、汚れたまま運用していても消耗をはやめてしまうので、

どちらにしろメンテナンスは必要と言うことなんです。

オイルは主にチェーン、ブレーキワイヤー、シフトワイヤーの潤滑などに使用します。

(潤滑ではない油圧のディスクは除きます)

 

グリスは基本的には粘度が高く部品に保持し潤滑をするバターの様な半固形の油脂です

(化学的にに合成されたものでグリスでも複数種類あります)

自転車ではベアリング部、ハブ、ボトムブラケット、フリーラチェット、ヘッドパーツ、サスペンションなど

パーツ内部など高負荷がかかるパーツに使用したり、ネジ部に塗布することにより、ネジ部の固着防止や

トルクの均一、汚れ、水の浸入を防ぐ役割やチタン部品

(正しくはチタン焼き付き防止の物でないと効果がない)の焼き付き固着防止などに使用します。

グリスは粘土が高いため部品内部に補充する場合は部品を分解する必要があります。

浸透することはほとんどなく、外部からの水、汚れの浸入を防ぎ部品の保護の役割を担っています。

この事から各部品によって使用するケミカルは選ばなければならないという事になります。

オイルを使用する場所にグリスを使用すると抵抗が強くなり機能低下を及ぼしたり、動作不良をおこしたりします。

またグリスを使用する場所にオイルを使用するとケミカル自体が保持されないので保護したい部品の破損につながるので

使用の際は用途に合ったケミカルを選びましょう。

※ご家庭にある「CRC」などの潤滑剤を回転部分にかけたくなってしまいますが、グリスを溶かすことにつながり、

かえって劣化させてしまう場合があります。さびついて動かないなどの場合は、いたしかないとは思いますが、

万能にみえても、万能ではないものもありますので、ご注意ください。

 

一部、マニアの方やレースなど参加される方で極端に回転部のグリスをとばし

回転抵抗を減らすカスタムをされる方がいますが

ご自身で使用の用途に合わせてと言うことになるのですが、

初心者の方や自転車を酷使される方、ご自身でメンテナンスが出来ない方はやらない方が無難です。

(競輪の選手などで短距離決戦などの場合極端に減らして使用するという方法もあるようですが、

一般ユーザーではまずオススメできません必ず壊れます!)

上記オイル、グリスは自転車の場合となります。オートバイなどはチェーングリスを

注油など使用するので混同すると性能低下を及ぼしますので注意が必要です。

 

ケミカル~洗浄編~は作成中です。しばらくお待ち下さい~!

 

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