[何が違うの?](MTB選びのご参考に)ハンドル幅って性格が出てるんです!
三島店より失礼します。
自転車がずらっと並んでいて、価格帯も様々。
ぱっと見ただけではどれも一緒に見えるんだけど。。。
そんな皆様に、一見、同じようにみえても、よく見ると違いがあるポイントを何回かにわけてご紹介します!
1回目の今回は「ハンドル幅」をみてみましょう!
ロードバイクとグラベルロードの違いにも当てはまりますが、今回はMTBを例に
みてみましょう!
まず、一口にMTBと言っても、実はいくつか種類がわかれています。
・街乗り用 ハードな衝撃には耐えられないものの低価格で入手可能
・トレイルライド用(オールマウンテン)(※トレイル:山道など、舗装されていない道のこと)
街乗り用に比べてよりオフロードでの使用を考えて作られているモデル
・クロスカントリー用 より早く山の中を走りまわれるように、軽量化に重点を置き、
上り坂にも対応しているモデル
・エンデューロ用 基本的には、ダウンヒル用に近いモデルですが、
それでも上り坂も視野にいれているモデル
・ダウンヒル用 下り坂を安定して、速く降りられるように、
強い衝撃にも耐えうるように考えられているモデル
・ダートジャンブ用 車体をコントロールしやすく、
ジャンプからの着地時の強い衝撃に耐えうるように考えられたモデル
などなど、モデルが色々あるんです。
これらの性格がはっきりと分かるといいのですが、
明確な基準があるわけではありませんので、これらの自転車の性能を見比べるのに
わかりやすい方法として、まずはハンドル幅を比べてみましょう。
(これからご紹介するポイントは自転車の性能を語るうえで、あくまで一部分ごとのご紹介となります。
自転車は色々な要素が合わさって全体の性能が決まります。メーカーさんも日々、研究を重ねて
色々な要素を踏まえて一つの自転車を製造しておりますので、その辺りもご理解のうえ、読み進めてください。)
ポイント:まずはハンドル幅をチェック!
いわゆる街乗り用は”普通自転車”の枠に収まるように60cm以下に設定されています。
クロスカントリーモデルも、ペダリングや空力などの側面も考慮して短めに設定されています。
しかしながら、オフロードを走行するうえでは、
ハンドル幅が広いほうが、自転車を抑えつけやすいので、
ハードな環境を想定しているものほど、ハンドル幅は長くなっていきます。
マシン全体の性能の向上により、年々長いハンドルのモデルが増えてきています。
(もちろん、身長などによっても適正なハンドル幅は異なります)
そこで、ハンドルの長さを見ると、その自転車がどういった環境を想定しているかがわかってくるわけです。
もう少しくだけた表現をさせていただきますと、
街乗り使用のみを想定している方は、60cm以下のMTBの方が電柱の隙間を通り抜けるときに
ひっかからなくていいかもしれませんし、TSマーク(参照:ページ下部 外部リンク)の加入も可能になります。
個人的にはハンドル幅が長いほうが自転車が”かっこよく見える”のですが、
必要以上に長いと、かえって木々の間をすり抜けるときなどに気を使うことにもなりますので、
この辺りは、自転車を購入後にも色々と試す価値ありのポイントかと思います。
(60cmを越えるものは車道のみの運行が認められており、
TSマークへのご加入ができませんので、ご注意ください)
また、近年ではハンドルの太さもより太いモデルが登場してきています。
こちらもよりハードな環境を想定しているものの方が、太いハンドルになっていきますが、
ただ、これも単純な話ではなく、ハンドルの素材や形状からくる剛性の強さもかかわってきます。
多少のしなりがあったほうが好ましい人もいますし、
太さに関しては実際に乗ってみないことにはわからない部分も多いかと思いますので、
まずは”長さ”の方をチェックしてみてください。
ということで、1回目の今回は”ハンドル幅”をご紹介させていただきましたが、
単純に長ければ良い、太ければ良いというわけではありませんし、
メーカーさんとしても、より質の高いものを組み合わせれば価格はどんどん高くなってしまいます。
お客様の用途、ご予算にあわせて、最適なパーツをセレクトして完成車として販売しているので、
ハンドルだけを見てもその自転車の性能の一部分しかわからないことになります。
なので、ハンドル幅ですべての性能がわかるわけではありませんが、
見比べる時に違いがわかりやすいポイントになるかと思います。
本当に違うのかと、ハンドル幅を見比べたくなった皆様、
ご来店いただければ、より誤解の無い説明もできるかと思いますので、
お気軽にご来店ください!お待ちしております!!
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