(初心者のあこがれ!?)MTBの今を知ろう!定番からおさえておきたい流行まで
三島店より失礼いたします。
今回は、2018年5月現在、MTBの上位モデル(街乗り用MTBから見て上位モデル)
に搭載されている色々なすごい機能をご紹介します。
(もうすぐシマノがMTBの最上級コンポである「XTR」のモデルチェンジをするはずですので、それによっても
今後のMTBの方向性がわかると思います。あっ25日に発表ですので、明日ですね!)
自転車をご検討中の皆様は
搭載されている機能が分かれば、”目利き”もしやすくなりますし、
”この機能は絶対ほしい!”というものもあるかもしれません。
自転車をお持ちの方も”カスタムの参考”にもなると思いますので、
現在のMTBの流行と併せてチェックしていきましょう!
※少し聞きなれない専門用語が出てくるかもですが、今回は個別の説明は省略させていただきます。
(最後に関連ブログ記事のリンクをはっておきますので、ご参照ください。
今後もブログにて色々とご紹介していきます)
・油圧式のブレーキ
ワイヤーで引っ張るタイプのブレーキよりも、タッチが軽くなり、
より強力な制動力が得られます。
・エアサス
コイル式(バネ)タイプのサスペンションと比べて、
使用者の体重にあわせた設定や、サスペンションの動き方の調整ができるようになり、
より使用状況にあわせたセッティングが可能になります。
サスペンションのストローク量もひと昔前と比べるとだいぶ多くなってきて、
下り用のものだと200mmもストロークします。
・シャドータイプのリアディレイラー
自転車を転倒させてしまったときに、後ろの変速機をぶつけてしまい、
変速の調子が悪くなったり、交換するハメになった方も多いはずです。
現在では、MTBに限らずロードバイクにもこの技術がひろまっていますが、
後ろの変速機が、フレームより内部におさまっている(隠れている)ので、
転倒も予想されるMTBの上位モデルには必須の機能です。
・チェーン暴れをおさえるスタビライザー付きリアディレイラー
シマノでは、「+プラス」と表記されていますが、
変速機にこの機能がついていると、チェーンが暴れにくくなるので、チェーンが外れにくくなって、
フレームとチェーンがあたる不快な音も軽減することができます。
・フロントシングル(ナローワイドチェーンリング)・リアスプロケの大径化
フロントギアを1枚にして、リアのギアを幅広くカバーできる大きなものに変えることで、
チェーンが外れてしまうトラブルを避けています。
さらに、よりチェーンが外れにくいように工夫(ナローワイド)が施されています。
(フロントダブルかフロントシングルのどちらを選ぶかは、用途次第といった所でしょうか?)
・チューブレスレディ
チューブを使用しないで、パンクを防いだり、転がり抵抗を減らしたり、軽量化に
つながるシステムです。
完成車の販売時には、チューブが入っている状態のものであっても、
ホイールやタイヤがチューブレスレディに対応しているものがあります。
後からパーツを買い替えようとすると、お金が結構かかってしまいますので、
完成車のご購入時に対応しているものを買っておいた方が断然お得です。
・ドロッパーシートポスト
サドルの位置をワンタッチで変えることができるモノです。
街乗り使用でも、一度味わってしまうと、なくてはならなくなる便利機能かと思います。
・スルーアクスル
「クイックレバー」タイプより、剛性の高いタイプです。
”クイック”の場合タイヤを取付ける際に、ナナメに固定されてしまう場合も多いですが、
スルーアクスルであれば、そんな面倒ともおさらばです。
そのほか、MTBの最近の流行をご案内しておきますと、
「ブースト規格」、「ワイドリムのホイール」などの太いタイヤ(プラスタイヤ)に対応したモノがあったり、
「35mm径のハンドル(より太いハンドル)」でより剛性を高めていたり、
「ショートステム」によって、よりハンドリング性能をあげているものも流行しています。
走破性の高い29インチサイズのホイールも改めて拡がりをみせてきていますね。
(29インチのフルサスのモデルもだいぶ増えてきました。)
27.5プラスと29インチの併用などもブースト規格のおかげでだいぶ拡がりました。
コンポメーカーである『スラム』の躍進もチェックしておく必要があります。
完成車における『シマノ』と『スラム』のコンポの違いは、互換性などの関係により
後々のカスタムの際にも影響を及ぼします。
MTB業界ではフロントシングル、リアの12速化など『スラム』が先行して新しい技術を発表しています。
見た目も”かっこいい”デザインを発表する『スラム』ですが、
『シマノ』は国内での流通量も多く、変速メーカーとしての技術力は高いものがあります。
”安定、安心のシマノと言われる『シマノ』”と
”勢いのあるデザイン性の高い『スラム』”
『テクトロ(低価格なモデルも提供してくれているメーカー)』も含めて
どのコンポが採用されているかというのも、
完成車を選ぶうえでのチェックポイントにするのもいいかもしれません。
※個人的な感想を含んでおります。メーカーさんのイメージには個人差がありますので、
ご注意ください。
というようにMTBも年々進化してきているんです。
気になった機能はありましたか??
この辺りの機能をおさえておければ、現在の”MTBの流行”はばっちりかと思います!
今回、ご紹介した技術も近い将来には、徐々に下位モデルに継承されていって、
より低価格での販売が可能になっていくと思われますし、そのころには、
きっとより「すごい技術」が開発されていると思います!
MTBは、他のスポーツ車と比べると新しい規格・技術を採用したものが色々登場します。
”MTBの今”を知ると”スポーツ自転車の未来”がみえてくるかもしれません。
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