自転車に優しい乗り方 5選
三島店より失礼いたします。
できればせっかく買った自転車は長く乗っていただきたいものです。
例え、メーカーさんの保証が1年間であろうと、自転車の減価償却が2年と言われようが、
自転車が好きな私としてはやはり長く乗っていただきたいものです。
そこで、今回は、自転車に優しい乗り方をご紹介いたします。
少し気にしていただけるだけでも、効果はあると思いますのでご参考になれば幸いです。
通学、通勤で使われている方、特に学生の男の子は自転車が
3年間もたないというお客様も多いので、保護者様より
ご紹介していただければと思います。
1.適正空気圧を保つ。
修理件数で断トツのトップは「パンク修理」です。
パンクの理由はいくつかありますが、空気不足が原因のパンクが半数
(半数以上といってもいいかもしれません)です。
空気不足のまま走行していると、タイヤやチューブの消耗が早まります。
段差でパンクをしてしまう可能性も高くなります。
空気不足によってクッション性も減少して、車輪へのダメージにつながってしまうと、
ホイール交換など修理代が高額になってしまう可能性もあるんです。
空気が少なくても走行できてしまうので、つい「また今度でいいや」と
なりがちですが、”1か月に1回の空気入れ”をお願いいたします。
※空気を入れすぎて破裂してしまう事例も数は少ないですが、発生しております。
適正空気圧の確認の仕方がご不明な場合はスタッフまでお声かけください。
2.立ちこぎの回数を減らす。
「エコドライブ」と似た感じですが、立ちこぎによる
急加速、高負荷は自転車へのダメージ増につながっています。
立ちこぎをすればするほど、自転車は傷んでいきます。
青信号でスタートするときに、重いギアのまま立ちこぎで発進したり、
坂道で重いギアのまま立ちこぎでぐいぐい上っていく行為は
自転車にとってはマイナスなんです。
もちろん、立ちこぎをするなとは言えませんが、
立ちこぎをしているときに「自転車を痛めてるな」と思っていただいているだけでも、
自転車にとっては優しい運転につながるかと思います。
3.段差の衝撃をやわらげる。
歩道と車道の段差などを越えていく時に、腕の力を抜いたり、
少し腰を浮かしてあげるだけでも、自転車への負担は軽減します。
スピードを落とさずに、段差に”がつーん”と体当たりしていくような
乗り方は自転車も悲鳴をあげます。
4.異変を感じたら、点検を受ける。
こちらは、「虫歯」の治療と似ていますが、早期発見、早期対処したほうが、
修理代も安く済むことも多く、2次被害の減少にもつながります。
特に、若いお子様は「動くからいいや」と先延ばしにしてしまいがちです。
もちろん、特に大きな問題ではない場合もありますが、
その判断は、自転車の知識がないとなかなか難しいものです。
お子様が自転車で衝突や転倒してしまったときも
罪悪感からか保護者様に報告できず、そのまま走行していて転倒などの
2次被害につながってしまった事例もあります。
基本的に自転車は衝突・転倒に対応する強度は持ち合わせていません。
もし、万が一衝突・転倒してしまった場合は、問題が無さそうにみえても
一度、点検を受けていただければと思います。
転倒に関連して、駐輪時に風などで倒れてしまっても、パーツの破損につながってしまいますので、
できれば自転車を停めて置く際にも壁際に置くなど倒れない工夫ができると
いいのですが、こればっかりはやむを得ない部分もありますので、項目外にさせていただきました。
さらに追加させていただくと、特にお子様に限ってになるかと思いますが、
スタンドをしたまま自転車にまたがっていて、スタンドの変形、破損の事例も
数多くあります。またがる際は、必ずスタンドを解除するように教えてあげてください。
5.メンテナンス
メンテナンスに関しては、知識も必要であったり、逆効果になる場合すらありますので、
「メンテナンスをしてください」とも言いづらい部分ではありますが、
チェーンや鍵穴への注油、洗車などのメンテナンスをするとしないでは、
自転車及び自転車の装備品の寿命は変わってきます。
私共、サイクルスポットでは、オイル注入・ブレーキ・ギア・チェーンの調整が
永年無料になる「スポットメイト」というものもありますが、
新車ご購入時のみご加入いただけるものですので、
他店でご購入されている場合などは修理(作業)工賃が発生します。
ので、”お気軽にお持ちください”とも言いづらいですが、もちろん、点検・修理も
やっておりますので、お困りでしたら、お気軽にご来店いただければと思います。
もし、ご自身でメンテナンスをしようと思われた方も、
油を挿してはいけない場所などもありますので、
ご相談いただければ、ご案内いたしますので、お気軽に三島店までご来店ください。
以上、他にも保管の仕方などいくつか頭には浮かんでいるのですが、今回は5つに絞ってご紹介
させていただきました。
この5つを頭にとどめておいていただくだけでも、自転車は喜んでいると思いますので、
すこしでも長く乗れるお手伝いになれば幸いです。
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