27.5+プラスタイヤってどうなの?メリットは?
三島店より失礼いたします。
最近は完成車でも本当に増えてきたプラスタイヤ!!
(従来の規格よりも太めのタイヤを”プラスタイヤ”と呼んでいます。)
見た目の迫力もあってかっこいいですよね!
ただ、”重そう”なイメージだけど実際のところはどうなのか?
今回はそんなお話をさらっと。
プラスタイヤのメリットをおさらいしておきますと、
・走破性の向上
オフロードを走っている時は、根っこやら石など、障害となるものを乗り越えていく必要がありますよね?
オンロードでも歩道と車道の段差などを乗り越える機会は多いかと思います。
そんなシチュエーションの時に実はホイールサイズによって、乗り越えやすさ(走破性)に違いが出るんです。
上図を見ていただくと、イメージしやすいかと思いますが、ホイールサイズが小さいものほど、
段差を乗り越えるのが大変になります。
したがって、ガタガタ道を乗り越えたいだけならホイールサイズは大きい方が良いわけです。
またホイールが大きいものほど、(回せちゃえば)よく進みます。
27.5インチのタイヤを太くすると、その分、縦にも太くなりますので外周が大きくなって、
ホイールサイズを大きくしたのと同じようになります。
27.5X2.8のプラスタイヤの外周と29X2.2サイズの外周がほぼ同じぐらいですので、
27.5プラスのタイヤは29インチ並みに障害物を乗り越えやすくなっていると言えます。
~ちょっと豆テク!!~.
腕に力が入ってしまっているとハンドルに体重が乗っかってしまい、
段差を乗り越えづらくなってしまいます。できればグリップは軽く握って、腕の力を抜いてあげると、
より乗り越えやすくなりますよ!
・クッション性・グリップ力の向上
これは見た目通りかもしれませんが、空気量が多くなりますので、その分クッション性が向上します。
オフロードを走る際は、規定内で空気量を減らしてあげれば接地面積も増えますので、
グリップ力もかなり向上します。
グリップしてくれるということは、ガレ場などタイヤが滑ってしまいそうな所での恐怖感も軽減されます。
27.5インチと27.5プラスを比較するのであれば、
重量増と引き換えに、クッション性の向上、グリップ力の向上、走破性の向上が得られる形になります。
実際に、27.5プラスタイヤでオフロードを走行してみた感想としましては、
いままでよけるように走っていたラインでも、かまわず突き進んでいける感じです!
ハードテイルのはずなのに、フルサスバイクに乗っているような乗り心地もあります。
逆にオンロードの時は規定内でしっかりと空気を入れてあげれば、接地面積はだいぶ小さくなりますので、
想像しているよりもよく進むと思います。(スタッフ個人の感想によるものです。)
つまり、29インチサイズと同等の走破性を持ちながらも、安定感もプラスしてくれているのが、
27.5プラスタイヤということです。
また、外周が29インチとほぼ同じということで、気分やシチュエーションによって、
27.5インチのホイールと29インチのホイールを履き替えられることもグッドポイントです。
★乗り心地の良さや安定感のある自転車をご希望の方、
★トレイルなどを走ってみたいけど、”ちょっと不安”という初心者の方にも
プラスタイヤはオススメです。
既にMTBを持っている人も
”プラスタイヤの方が、ラインを気にしないでラクに走れる”ので
2ndカーにプラスタイヤもアリかと思います。
と色々とプラスタイヤのメリットをご紹介してきましたが、
とはいうものの、昔から太いタイヤの自転車というものは存在しておりました。
それがなぜここ最近、注目を浴びているかといえば、
軽量なワイドリムの開発など、軽量でありながら強度を併せ持つ製品が多数開発されたり、
ブースト規格や短めのチェーンステーなどフレームのジオメトリを改良することで、
”自転車の進化”を成し遂げ、”もっさり感”や剛性不足を軽減できるようになってきたという背景があります。
”太めのタイヤをはいた自転車達もメリットの方が上回る進化を遂げてきているからこそ、
流行の波がきている”ということでしょう。
もしデメリットの方が強ければ、こんなに流通するということもありませんので、
プラスタイヤをご検討中の方も心配しなくて大丈夫ですよ!
特に最近は「とにかくスピード重視!」という自転車ばかりでなく、
こういった乗り心地を重視したり、安心感を得られるようなものも人気が出てきている傾向にあると思います。
どちらが良いとか悪いとかではなく、選択肢が広がってきているということは、
私達ユーザーにとってもメリットは多いかと思いますが、その反面、逆に迷ってしまうこともあるかと思います。
そんなときには、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
自転車に実際にまたがっていただくと、自転車から伝わってくるものがあると思いますので、
どれにしようか迷っている人こそお気軽にご来店ください。
自転車の在庫照会はお電話でも受け付けておりますので、併せてお気軽にどーぞ。
お待ちしております!
~注意~
ホイールごとに適正タイヤ幅というものが指定されている場合があります。
また、フレームとのクリアランス(隙間)がなく、干渉してしまう場合もありますので、
すべての自転車にプラスタイヤがつけられるわけではありませんのでご注意ください。
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