「生き別れた兄弟」を比べてみた。
ハロー!こんにちは!
サイクルスポット相模大野店 藤原です。
早いもので11月です。
先日、実家の静岡県に帰省していました。
台風が過ぎ去った後の空は雲ひとつなく、それは綺麗でした。
当店ブログで以前紹介しました、
「Tern Verge N8」
これに乗って実家周りをぐるぐるサイクリングしてきました。
私の実家は自転車で15分くらい南下すると、すぐ海に着きます。
そして北を向けば…
最高の眺めです。
秋は空気が澄み切って、空が高く感じましたね。
10月は2つの台風に苦しめられ、ストレスがたまっている方は多いんじゃないでしょうか。
Vergeは折りたたみ自転車なので、車に積んで、電車に積んで、色んなとこへお供することが出来ます。
そしてこのクラスの車種はかなりフレーム強度が高く、また走行性も良く、ほとんどクロスバイクのような乗り心地です。
思っているより長時間の運転もこなせる優れものです。
本日は私の乗っているモデルと同等クラスくらいの、DAHON社の自転車を紹介いたします。
「17 Speed Falco」と「Speed D8」です。
ん?似てますよね。
「DAHONジャパンモデル」がファルコ。「DAHONインターナショナルモデル」がD8です。
違いは入荷する代理店が違う、くらいでして、ほとんど同じです。ほとんど…うーん。
いや、まだあります(笑)、いろいろ違うんです。何かが。とりあえずスペック比較してみます。
Speed Falco | Speed D8 | |
ハンドル幅 | 550mm | 590mm |
ハンドルポスト | 345mm | 410mm |
ブレーキレバー | Avid | DAHON純正 |
変速機 | ALTUS 8speed | Acera 8speed |
ブレーキ | DAHON純正 | SHIMANO |
ホイール企画 | 451ホイール | 406ホイール |
タイヤサイズ | 20 x 1 1/8 | 20 x 1.50 |
ギア比設定 | 53T x 11-32T | 同じ |
グリップ | ロックリング | エルゴタイプ |
ざっと見て説明しますと!
Speed Falcoは「スピード重視」。クロスバイクっぽく少し攻めた運転が出来ます。
Speed D8は「汎用性重視」。オールラウンダーってことです。言い換えれば街乗り重視ですね。
結構違いますね!!(笑)
特に注目すべき点は、ホイールの大きさ!
ファルコのほうが451ホイール規格、D8のほうが406ホイール規格なんです。
なんのこっちゃわからないと思いますが、ざっと説明します。
451とか406っていうのはホイールの直径を表す数値です。
451mmと406mmということです。地味でわかりづらいですが、ほんのりホイールの大きさが違うんです。
406ホイールの良いところは451に比べて径が小さいので加速性能が高く、漕ぎ出し、つまり「スタートダッシュが速い」です。
対して451ホイールは406に比べ加速性能は劣りますが、「スピード持続性能は高い」です。グングン進みます。
ストップアンドゴーが多い街乗りはD8。
クロスバイクのようなキビキビとした運転を楽しむのならファルコ。
と言ったところでしょうか。ほかにもハンドルステムの長さ、ハンドル幅、ブレーキレバーの違いで、
街乗り寄り、スピード走行寄りで設定してあるのも、細かなところです。実物とともに是非ご案内したいところです。
また、折りたたむとハンドルが外に出るか、内側に出るかという点も違います。
外に出るとカスタムの幅に置いてみると結構重要ポイントだったり、輪行しやすいポイントだったりします。
このように、同じようなところで生産されている「兄弟」のような車体ですが、
比べてみると結構違った点がありました。人間もそうですね。
実家にいる大学生の弟の就職先が決まったようで、兄は嬉しいのですが、
いわゆるお堅いところに内定が決まったようで、大学卒業後バイトしながらアマチュアクラスで
フットサル選手をやっていた私とは大違いだな…おかしいな、同じところで育ったのに。と思いました。
はい、今日も手短に関係ない話でした(笑)!
11月は晴れが多いと良いなぁ!
今月も元気に、来店お待ちしております。