ブランド紹介:BIANCHI編
みなさんこんにちは!
ルサイク土浦店の新井です!
いよいよ始まりました、第106回ツールドフランス!
オリンピック、サッカーワールドカップと並び、世界3大スポーツ祭典とも言われるこの大会ですが、今年はマイヨジョーヌと呼ばれるチャンピオンジャージが実装されてから丁度100回目という記念大会であります。
ルサイク土浦店では記念ボトルの販売も行っておりますので、お土産や自分用として用立てて頂ければと思います(´∀`)
ELITE
FLY 550ml ツールドフランス2019カラー
¥800‐(税別)
軽くて柔らかいので、女性やジュニア選手の方におススメです!
さて、今回のツールドフランスですが、第1、第2ステージを制したのはチェレステカラーが有名なBianchiを有するオランダのチーム、TEAM JUMBO-VISMA(チームユンボヴィスマ)。
なんとビアンキ乗りがチャンピオンジャージ、マイヨジョーヌに袖を通すのは約20年ぶりとのことで、ロードバイク事情に精通した方にはファンが多いマルコパンターニ氏以来の出来事だそうです!
残りの期間の活躍が大変楽しみですね!(*’▽’)
そんなこんなで今日はこのBIANCHIというメーカーについてご紹介したいと思います!
少し長い記事となりますが、これをきっかけに少しでもビアンキというブランドに興味を持ってくださる方が増えれば幸いです。
ブランドカラーでもある独特な緑色、『チェレステ』が特徴的なBIANCHI(ビアンチと書いてビアンキと読む)は、1885年にイタリアで産声をあげた、世界最古の自転車メーカーです。
創始者であるエドアルド・ビアンキ氏は優れた発明家であり、氏の名を取ったこのブランドは、現代の日本ではロードバイクを始めとしたかっこよくスタイリッシュな自転車メーカーなイメージがとても強いかと思います。
エドアルド・ビアンキ氏
しかし私が思うエドアルド氏最大の発明は、私たち日本人に最も馴染み深いフレームを深く曲げ、スカートでも乗りやすいように設計された婦人用自転車、いわゆるママチャリの原型を作ったことにあると思います。
エドアルド氏はこのママチャリを使い、当時のイタリアの女王マルゲリータに自転車の乗り方を教えます。
そしてこのマルゲリータ女王の持つ瞳の色がとても美しい緑色だったそうで、この色がビアンキを代表するチェレステカラーの参考になったと言われております。
マルゲリータ女王
考えすぎかもしれませんが、エドアルド氏がママチャリを作り、女王様と面識を持たなければ、もしかするとビアンキのイメージカラーは別の物になっていたかもしれませんし、何でしたらここまで大きなブランドになっていなかったかもしれません。
まさに歴史を変える運命の出会いですね。
エドアルド氏はさらに活躍の場を自転車から自動車に広げ、第一次、第二次世界大戦が起こる混沌とした時代を生き抜きます。そしてその生涯をモノづくりに捧げ、最後は自動車開発中に発生した事故の後遺症が原因で亡くなったと言われております。
博物館に展示されるエドワルド氏の手掛けた自動車
後に生まれたビアンキの自動車ブランド、アウトビアンキの第1号モデル、ビアンキーナ
文字通り命を削って乗り物の快適さを求め続けたエドアルド氏の魂は現代に確実に受け継がれており、イタリア本国でのビアンキは、日本で言うブリヂストンサイクルのような立ち位置となり、あらゆるジャンルの自転車を作り続けています。
一部ではありますが、それらを日本でも購入することが可能ですので、詳しくはスタッフまでお尋ねいただければと思います。
ビアンキのキッズバイク、PIRATAシリーズ
¥40,000‐~(税別)
シンプルな作りと車体の軽さから、お子様の自転車慣れが早いことで人気のモデルです!
電動アシスト付き自転車、LECCO-E
¥278,000‐(税別)
筑波山を座ったまま登ることができるハイパワーなモーターを搭載! 前カゴも付けられます!
さて、130年以上の歴史をもつ世界最古の自転車メーカーであるビアンキは、ロードレースにおいて数々のスター選手を生み出したブランドでもあります。
史上初、2度のダブルツール(ジロデイタリアとツールドフランスを連続で総合優勝)を達成した伝説、ファウスト・コッピ選手。
グランツールと呼ばれる3つのビッグレースすべてで総合優勝を経験したフェリーチェ・ジモンディ選手。
現在のUCIワールドツアーの前の制度、UCIプロツアー時代の初代王者であるダニーロ・ディルーカ選手。
そしてドキュメンタリー映画が作成されるほど世界中に多くのファンを持つマルコ・パンターニ選手。
先日のツールドフランス第2ステージレース中に解説の方がつぶやいた言葉があり、
「ビアンキの歴史、チェレステの歴史というものはロードレースの歴史と共にある」
(若干変わっているかもしれませんが…)これはその通りだと思います。
一時レースの一線から退いたものの、130年以上続くブランドの歴史は多くの名選手を生み出し、開発陣の長期にわたる研究が積み重なり、フィードバック、トライアンドエラーを繰り返す機会が生まれ、今日の勝利量産に貢献していることは間違いありません。
このようにビアンキは過去の膨大なデータと、高い開発力を武器に、チタンやマグネシウムでフレームを作成していた時代もあり、紆余曲折を得て現在のカーボンフレーム全盛期に突入するわけですが、近年のビアンキは他のメーカーには100%真似することができない物を武器とし戦っております。
それが特殊カーボン繊維、『Countervail(カウンターヴェイル)』です。
この特殊なカーボンはフレーム形成時に別なカーボンと織り交ぜることで、乗り手への振動を最大80%除去するという反則のような素材です。
正直私自身、「さすがに80%は話を盛りすぎでしょう(笑)」と思いつつ対象車種をいくつか試乗しましたが、カウンターヴェイル搭載モデルの乗り心地はまるで絨毯の上を走っているようで、フレームが振動の大部分を吸収してくれているのが明確にわかりました。
この感覚を口頭で伝えると、どんな言葉を選んでも軽く捉えられたりありきたりになってしまうのですが、本当に衝撃的な乗り心地であることは間違いないです。
そしてこのカウンターヴェイル、他社で真似することができない特許取得品となっております。
つまり現状ビアンキだけが使うことができる唯一無二の自転車フレーム素材となっており、これが現在のビアンキの屋台骨を支える技術の結晶となっています。
このカウンターヴェイルを使った現在のビアンキロードバイクのフラグシップモデルが、こちら!
プロ使用率圧倒的ナンバーワンのOltreXR4です。
ロードバイクにもディスクブレーキが装着されるようになって数年経ちますが、ブレーキの位置が変わることによる空気抵抗やフレームかかる負荷等もしっかりと考慮しつつ、重量も抑えられているのでプロレースのヒルクライムステージでも使用率は高いです。
それでありながらジャンルは平坦コースを最速で駆けることができるエアロロードという、まさにオールインワンなモデルとなっております!
こちらのXR4は完全受注生産となっているため、納期は都度スタッフにお尋ねください。
また、より手軽にビアンキの技術を体感することができるXR3ディスクモデルが、現在土浦店に1点だけ在庫があります!!
Oltre XR3 Disc
¥358,000‐→¥ラストワン価格!
(フレームサイズ55㎝、適応身長175~185㎝)
20年モデルはカラーパターンが変わるため、この配色で手に入れることができる最後のチャンスです!
適応身長に該当するかたは是非ご検討ください!!
創設者の思想を現代まで受け継ぎ、なお進化を止めないビアンキのご案内でしたがいかがでしたでしょうか?
ビアンキは来期20年モデルの発表を済ませており、現在その予約を承っております!!
そしてその一部が土浦店には既に入荷しております!!
20年モデル、Sprint 105
¥219,800‐(税別)
あわせて、土浦店では購入時に乗る方の用途に合わせたバイク選びはもちろん。バイクサイズと持ち主の背丈を合わせるサイジング、乗車時の痛みなどを取り除き快適さを追求するフィッティング、そしてパーツ選びまでしっかりとサポートさせていただきます。
イタリアが産んだ世界最古の自転車メーカー、BIANCHIのご相談に是非いらしてくださいませ!!
ーーーーー☆★イベントのお知らせ★☆ーーーーー
ルサイク土浦店では定期的にサイクリングイベントや店内講習を行っております。
当店で車体を購入していない方のご参加も大歓迎です!
今月は以下の内容となっておりますので、よろしければご参加ください!!
7月14(日)
ボディワーク講座
ー自転車とともにいつまでも健康にー
1部:11時~
2部:13時~
3部:15時~
各回1時間を予定。
参加費:無料
自転車に乗る理由や目的は様々だと思いますが、最近はフィットネスやダイエット効果の高さから、以前よりも幅広く色々な方に楽しんでいただけるスポーツとなってきました。
しかし自転車に限らず、スキーやテニスなどの機材スポーツを嗜む方のほとんどは、開始前後の準備運動とクールダウンを疎かにしてしまう傾向があります。
今回のボディワーク講座では外部からトレーナーの方をお招きし、医学的視点からサイクリングに有効な体のほぐし方や、筋肉の使い方をお教えいたします!
講座の後は、お時間が許す限り質疑応答の時間を設ける予定ですので、さらに踏み込んだフィッティングの悩みにもお答えいたします!
7月20日(土)
ジオパーク散走
10:00~15:00
参加費:お1人様3000円(ガイド費、昼食代、レンタサイクル代)
土浦といえば生産量全国1位のレンコンが有名な街ですが、
そもそもどうしてレンコンが有名になったのでしょうか?
そして霞ヶ浦周辺でよく聞く「ジオパーク」とは一体なんなのか…?
今回は自転車を使ってその謎を探りにいきたいと思います!!
ペースは一般的なママチャリ程のペースですので、「サイクリングはしてみたいけど、ついて行けるかしら…?」という方でも安心です!
車体はルサイク土浦店でご用意させていただき、万が一のマシントラブルも先導者は自転車の整備士なので安心です!!
一緒に歴史散策しましょう!!
7月27日(土)
親子向け散走
自転車で土浦からつくばまで行こう!
時間:9:30~15:00
参加費:お1人様3000円(ガイド代、昼食代、レンタサイクル代)
始めて自転車で「遠く」へ行った時のことを覚えていますか?
家から少し離れた大きなスーパー、隣町の公園、隣の県のパン屋さん、「遠く」の感覚は人それぞれだと思います。
土浦からつくばまで行って帰ってくる。
人によっては大人でも車を使って移動するほどの距離ですが、小学生のお子様たちが夏休みに入っている7月27日(土)に、親子でその距離の走破に挑戦しませんか?
挑戦に必要な車体はルサイク土浦店でご用意させていただきます!
思い出作りに、学校の自由研究の題材に、ぜひご参加ください!!
以上に加えて、8月はたくさんの店内イベントを予定しております!!
引き続き、当店のブログをチェックしてみてください!
イベントのお申し込みやご質問は、ホームページの応募フォームからよろしくお願いいたします!!
それでは改めまして、たくさんの方のご参加をお待ちしております!!!!