高性能ホイールをリアル店舗で買う意義
皆様こんにちはルサイク土浦店の大野です。
せっかくのハイシーズンですが、気温が乱高下して気温差で体調崩しやすい季節です
体調管理の為にもサイクリングがオススメです。
さて、今回はちょっと重苦しいタイトルになっておりますが自転車にとってフレームの次に大切な部品である
ホイールをリアル店舗である我々ショップで購入するメリットがどうなるかをご案内致します。
SHIMANO DURA-ACE
WH-R9270 TL
¥233530 前後セット(税込)
ショップ店員としてホイールを触って分かる事は、メーカーを問わず箱出しの状態では性能を発揮しない場合が多い事です。
ホイールとは主に3つの部品で構成され、主に販売されている完組ホイールはメーカーの専用設計で成り立っているホイールとなるので
乗り味だったり性能がある程度保障されていますがその「性能が発揮しない」と言うのはどう言う事なのかと言うと
「工場出荷時にメーカの規定通りに組み立てられていない」ことが多いと言う事です。
こちらが先ほどのWH-R9270のスポークテンションを一本一本計測してデータ化した物になりますが
シマノのディーラーマニュアルを見るとリアの左スポークが906N~1206N 右が950N~1250Nとなっており
1kgf=10Nなので平均でみても半分しかテンションが張られて無い事が分かります。
ホイールは先述した通り3つのパーツで構成されております。
① リム タイヤがくっつくホイールの外周部
② ハブ フレームと接するホイールの中心部
③ スポーク リムとハブを引っ張る網網した針金状のパーツ
この3点で構成されておりショップでは左右スポークの張り具合※スポークテンション を調整して
縦振れ・横振れ・リムのセンター出しを行います。
ですので箱出しのままだとその辺りが未調整なのでネット等で買ったホイールをそのままポン付けすると
「このホイール進まない」とか「柔らかい」と言う事も有る訳です。
ディスクブレーキ用ホイールならローターの振れ取りもします。+-0.05㎜以内で精度を出す事でしっかりとブレーキの
セッティングを出す事が出来ます。
如何でしょうか、箱から出したホイールはまずしっかり調整しないとその性能を発揮しないと言う事がお分かり頂けたでしょうか。
また、高性能ホイールに多いカーボンリムやアルミスポークの調整は購入したショップ以外ではお受け出来ない場合が多いです。
これは高性能ホイールがどれも非常にデリケートに出来ていて、調整が逆に破損に繋がる可能性を考えてお断りするケースです。
せっかくの高性能ホイールですから長く使える様にご購入は是非信頼の置けるショップでお買い求めください。