ロングテールカーゴバイクの新定番 EdgeRunner 登場!
2014年は日本国内におけるカーゴバイク普及元年になるかもしれない
もちろん、早い方はずっと以前からその利便性に気づき、なんとか入手して一足先に楽しんでいたものと思いますが、ここにきて自転車が趣味ではない一般の方々に「カーゴバイク」というキーワードが耳に入ったり目にしたりする機会が徐々に増えてきたのではないかと思います。あとは新たな商品を創造するメーカーとそれを提案していくお店次第でもありますが、当店ル・サイク工房は本年も引き続きお客様に「自転車の便利な使い方・楽しみ方(特に、荷物を運べると便利だね!)」をご提案していきたいと思います。
なぜそんなことを思いついたかというと、xtracycleのニューモデル EdgeRunner(エッジランナー)が遂に発売されたのも理由のひとつです。この革新的なニューモデルの概要は1年以上前から目にしていましたが、ついに年末に当店にも入荷してきました。今回の記事では、まず概要をご案内したいと思います。
xtracycleが提供する完成車モデルとしては、Radishのあとを継ぐものとなりますが、まずはその2車種での違いを中心にご紹介します。
前輪26インチ後輪20インチの前後異径
一番目を引く大きな違いは、後輪が26インチから20インチに大きくサイズダウンしたこと。一般的な自転車の場合、大きな車輪と小さな車輪では、それぞれにメリット、デメリットがあり、使い方またはお好みによって選択されるものですが、このようなカーゴバイクとして大きな荷物・重い荷物を後輪の両サイド、そして後輪の上のデッキに積むことを考えると、その重量をなるべく地面に近い(低い)ところに配置できるということは、走行時の安定性を考えるとかなり大きなメリットとなります。
また、お子様をデッキ上のチャイルドシートに乗せる、という使い方でも、走行時の安定性向上のほかにも、乗せ下ろしがしやすいこと、万が一転倒した際にも影響が小さいことなど、小径であることのメリットは測りしれません。
美しいのびやかなデザイン
完全に女性が使用することを意識してデザイン(ネーミングも含めて)されたRadishとは一線を画すシンプルで流麗なデザインも特筆すべき点です。特に今回撮影したブラックカラーのモデルなどは男性にとっても所有欲を駆り立てられるデザイン。前後異径の自転車のデザインは、ともすればバランスを崩し不恰好になりそうなものですが、非常にうまくまとまったデザインと言えるでしょう。特に目に留まるのはリアのラックエンド部からヘッドチューブまでまっすぐ、最後に美しいカーブを描き上昇するトップチューブ。EdgeRunnerのデザインはNAHBS(北米ハンドメイドバイシクルショー)で複数の受賞経験があり、自転車のスピードレコードのホルダーでもあるnaked bicyclesの自転車ビルダー Sam Whittingham氏によるもの。言われてみれば納得のデザインかもしれません。
走りを楽しめる充実のパーツ構成
前後輪ともに機械式ディスクブレーキを装備、走行性能も必要十分。基本的にMTBのパーツと互換性がありますので、カスタマイズによってはさらにグレードアップしたパーツへの換装により、さらに高度な走りを楽しめるポテンシャルを秘めています。
ついに一体型のフレームに進化
また、地味ながら大きな進化点としては、Radishは前後のフレームを連結したフレーム構成(要するに後部は延長キットであるFreeRadicalKitを装着していた)でしたが、EdgeRunnerは一体型のフレームになりました。
以前からSURLYのBIG DUMMYは一体型フレームで展開していましたが、ついに本家xtracycleの完成車も追いついたというべきでしょうか。
一体型のメリットとしては、より高い剛性が確保され、走行時の安定性・軽快さが増すこと、またわずかながら軽量化にも貢献しているはずです。
付属品・サイズ・カラーについて
自転車本体の他に、EdgeRunner専用のラック(通常のラックより全高が50mmほど低い)と、専用のフライトデッキ(こちらも通常より薄いです)が付属します。
※モトクロスインターナショナル2014カタログでは、デッキ別途での価格で掲載されておりますが、仕様変更がありデッキ付属での販売となります。バッグ類は別売りとなります。
今回ご紹介したのは24段変速でシマノACERAなどのパーツ構成の24Dというモデルになります。
27段変速で、コンポーネントがシマノDEOREベース、ブレーキなどもグレードアップした仕様の27Dというモデルもございます。
カラーはこちらのブラックアウト以外には、プラヤホワイト、ビタミンオレンジ、ゾーンブルーの4色展開になります。
フレームのサイズはレギュラー(16.5)とラージ(19)の2種類あります。目安として本国のサイトには身長5’10″(177.8cm)以下の方はレギュラー、それ以上の方はラージがおすすめ、と記載があります。
本日時点で、当店には24Dレギュラーのブラックとホワイトが各1台在庫がございます。
在庫状況は日々変動しますので、ご来店の際にはお電話でご確認いただけますと確実です。
新定番にしてロングテール決定版!
どのブランドのカーゴバイクにするか迷った時、xtracycleを選択することの最高のメリットは、そのオプション類の豊富さです。各々のパーツを組み合わせると、こんなものも運べる!という可能性は無限大に広がっていきます。クルマなしの生活にも困らないというのは言い過ぎでもなんでもありません。
さて、あなたは何を載せて走りますか!?
EdgeRunner 24D 販売価格:183,540円(5%税込)
EdgeRunner 27D 販売価格:240,240円(5%税込)
ル・サイク工房
電話: 03-5731-9325 メール:076kob@cyclespot.net
お急ぎの場合はお電話を、余裕があるときはメールもご利用ください。
住所:東京都目黒区柿の木坂1-30-12
営業時間: 11:00-21:00(1月2月は11:00-19:00)
定休日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌火曜日定休)