修理あるある「第1弾」~パンク修理編③~
新年あけましておめでとうございます🙇🎍
サイクルスポット沼津店です
2025年最初の投稿は
修理あるある「第1弾」~パンク修理編③~
空気圧不足です
昨年の12月からパンク修理について投稿してきましたが
当店に来るパンクの原因で圧倒的な数を占めているものが空気圧不足が関連しているパンクです
このパンクには、大きく分けて3パターンあります
1つ目はタイヤとチューブが、お互いを削りあって弱ったところから穴の開くパンクです
原因としては、空気圧が少なくなるとタイヤとチューブの間に遊びができます
そのため、走っている最中にかかる遠心力によりチューブが動きタイヤとこすれて削れてしまいます
この場合写真のチューブのように摩耗し弱りパンク予備軍が全体に広がります
その中の1か所が空気圧に負け穴が開いてしまいます
空いた穴自体はそこまで大きくなくパンク修理自体が出来ることが多いですが、
写真にある様なパンク予備軍の斜めの傷がチューブ全体に広がっています
この傷から再度パンクの恐れがある為チューブ交換が必要になってしまいます😓
また、タイヤを開けると中にはチューブとタイヤの削れカスが大量に残っていることもあります
写真では黒い粉のようなものが全部削れカスです
それだけチューブが薄くなって弱っていると言う事です
またタイヤ自体も外側はやまも残っていて大丈夫そうに見えても内側がチューブと同様に摩耗し薄くなっている場合があります
この場合は、チューブだけでなくタイヤも一緒に交換する必要が出てきます
2つ目はバルブの付け根から裂けていくものです
原因は、1つ目と同様にチューブが動いてしまうことによって起きてしまいます
固定されているバルブに対しチューブは動くので無理に引っ張られ付け根が裂けてしまいます
また、付け根が裂けるほどまでいかなくても、バルブ付近に集まり折り畳まったチューブに一気に空気を入れてしまうと
一部分だけ急激に空気圧が上がり、破裂してしまうこともあります
この場合もひとつ目と同様にチューブ交換は必要になり、タイヤも交換が必要になることもあります
3つ目は、リム打ちといって硬い車輪と道の段差にチューブが挟まれて起きるパンクです
空気がしっかり入っている状態では、空気がクッションの役目を果たしていますが
少なくなってくるとクッションが弱くなりタイヤとチューブが潰れやすくなります
その状態で段差を乗り上げてしまった場合、チューブが車輪と段差に挟まれてしまい裂けてしまいます
また、空気圧が充分に保たれていても勢いよく段差を乗り越えてしまうと同様にパンクしてしまいます
このパンクの特徴としては、横並びに穴が開いてしまい、空いた穴自体も大きいのが特徴です
範囲が狭く穴自体も小さ目の場合はパッチを貼ってパンク修理も可能ですが、
幅が広くパッチが届かない場合や
パッチでカバーできる範囲でも穴自体が大きすぎると
漏れ出す空気にパッチが負けてしまい剝がれてしまう可能性がありチューブを交換しないといけなくなることもあります
さらにタイヤ内のエアークッションがなくなることにより車輪にもダメージが行きやすくなり車輪の歪み(振れ)や
変形することもあります
車輪の歪みは小さければ調整で直すことも可能ですが
変形や歪みがひどい場合は車輪まで交換になってしまうこともあります
今回ご紹介した空気圧不足が原因のパンクは、以前にご紹介した刺さり物や劣化と違い
定期的な空気圧チェックやセルフメンテナンス、運転の仕方で防ぐことが出来ます
少しでもパンクのリスクを抑えるために1か月に1回の空気圧チェックから試してみてはいかがでしょうか?
空気の入れ方やチェックの仕方などご不明点などございましたら
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