修理あるある「第2弾」~チェーン編~
こんにちは!🌞
サイクルスポット沼津店です
前回に続き修理あるある
今回は「第2弾」~チェーン編~です
街中を走っている自転車からキュルキュルッ、キュルキュルッと音が聞こえてきませんか?
中には自分の自転車からしている方も少なくないんじゃないでしょうか…..
それ、チェーンオイルがなくなっているかもしれません
チェーンにはギアになじむように等間隔で関節のようなものがあります
この関節の動きをスムーズにさせるために潤滑油(チェーンオイル)が必要です
このオイルがなくなってしまうとチェーンにどんな影響があるのかご紹介します
まず、1つ目は異音です
今まで金属同士の摩擦抵抗を減らしていたオイルがなくなると当然摩擦力が大きくなります
その状態で金属同士がこすれると甲高い音が出ます
ペダルを回すたびにチェーンの関節が動くため
「キュルキュルッ、キュルキュルッ」と音が出てしまうのです
この音に対しては、オイルを注してあげれば基本的に消すことが出来ます
2つめは、ペダリングが重くなります
1つ目でご紹介したようにオイルが無くなると摩擦抵抗が増えてしまいます
そのためチェーンの動きが悪くなり、連動してペダリングにも影響してしまいます
また、オイルは金属でできているチェーンを錆から守る役割も果たしています
チェーンが空気中の酸素と水分に触れていると酸化して錆びてしまいます
錆びてくると関節部分が固着しチェーンがスムーズに動かなくなってしまいさらに錆が進むと完全に固着してしまい
漕げなくなってしまいます
3つ目は、チェーンが伸び、切れやすくなります
オイルが無くなり摩擦が大きくなると
チェーン自体の摩耗が激しくなり伸びやすくなったり、切れてしまうこともあります
チェーンの伸び具合は、専用の測定器チェーンチェッカーで測ることが出来ます
新品
伸び始め
交換
限界突破
チェーンチェッカーを装着させた時に写真の左側の歯の入り具合でチェーンの伸び具合を確認します
写真1枚目のようにチェーンが新品の場合、測定具の爪はほぼ入りません
2枚目の写真は少し伸びている状態です
3枚目の写真のように爪が全部入ってしまうと交換のサインです
そのまま乗っていると不具合が出始めます
4枚目の写真まで行くと許容範囲を超えて伸びてしまっています
チェーンが切れのも時間の問題です
チェーンが伸びてくるとチェーンの動きを作っている関節同士の間隔が広くなり
ギアの歯にうまくハマらなくなります
そうなってしまうと、強く踏み込んだ時に歯の上をチェーンが滑るような現象が起きてしまいます
また、錆が浸透した金属は弱ってしまうので、通常は耐えられる負荷にも耐えられず
ちぎれてしまうこともあります
特に当店舗のある地域のように海沿いの地域ですと塩害で通常より錆びやすい状態です
チェーンが痛む原因は他にもありますが、まずは注油をこまめにし
少しでも良い状態を維持してみてはいかがでしょうか
当店では通常¥330-(2025年1月時点)で注油のサービスをやっています
またスポットメイト(盗難補償)のメンバーのお客様の中には、
無料でサービスを受けられるお客様もいらっしゃいますので
注油サービスをご利用いただいてみてはいかがでしょうか
ご不明点は当店スタッフまでお気軽にお問合せください
~お待ちしております~
静岡県沼津市高島本町9-1
サイクルスポット沼津店
TEL:055-943-5801